屋根は、家屋にとって欠かせない存在です。
今までの日本の家屋では、屋根に用いられる素材は瓦が一般的でした
日本独自の文化を感じられる瓦ではありますが、最近では洋風デザインの家も増加してきたことから、「スレート瓦」という新素材を使った屋根も一般的になっています。
そんなスレート瓦の塗装時には、縁切り(タスペーサー)という工程が欠かせません。
スレート瓦の見積りを取ったことがある方なら、見積書に縁切りやタスペーサーという項目が入っているのを目にした方もいるかもしれません。
これらは屋根を保護するためには欠かせない工程なので、見積書に入っていない場合は業者に確認することをおすすめします。
スレート瓦とは?
スレート瓦とは屋根に用いられる素材の一つで、セメントを瓦の形に固めて塗装を施したものです。
スレート瓦の厚さは5mm前後と薄く、従来の瓦に比べても重量は約半分と軽くなっているため、加工が容易なのが特徴のひとつです。
そのため豊富なカラーから選択が可能となり、どんなデザインの家屋にも馴染む屋根に仕上げられます。
スレート瓦のメリット
まずメリットですが、なんといっても従来の瓦に比べて価格が安いことが挙げられます。
そのため新築工事で屋根材のコストを抑えたい方がスレート瓦を選ぶことが多く、日本の戸建住宅でもシェア率は高いです。
そして、軽量であるため家屋に与える負担も少なくなり、揺れなどの耐震性に強いのもメリットです。
厚さが約5mmであるスレート瓦は1平方メートルあたりで21kgと非常に軽いです。
そして、普及率が高いため多くの業者がスレート瓦の施工に対応しています。
低コストな素材を取り扱える業者が多いことは、将来的なリフォームやメンテナンスの観点からも安心できるでしょう。
スレート瓦のデメリット
一方で、スレート瓦にはいくつかのデメリットもあります。
スレート瓦自体には防水性がないため、塗装をして防水性を高める工程が必要です。
そのため、塗装が剥がれてしまうと防水性も劣化してしまうため、放置しておくと雨漏りの原因にもなりかねません。
定期的にスレート瓦の塗装メンテナンスを実施する必要があります。
また、スレート瓦の薄さはメリットでもありますが、その分他の屋根材と比べてもひび割れが発生しやすいデメリットがあります。
特に劣化で防水性が失われている場合は、雨水の吸収と乾燥の繰り返してひび割れが起こりやすいです。
スレート瓦の種類
スレート瓦は「平板スレート」「厚型スレート」「波型スレート」「石綿スレート」の4つに大きく分けられます。
平板ストレートは文字通り平たい板であり、薄さも5mmで見た目がもっともシンプルなスレート瓦です。
色のバリエーションも豊富に販売されているため、家屋の雰囲気に合わせて選択できます。
波型スレートは波型の形状をしたスレート瓦で、工場の屋根材などに使われるケースが多い種類です。
石綿スレートは、アスベストをセメントに混ぜて作られたスレート瓦です。
現在アスベストは使用禁止のため、石綿スレート瓦も同様に製造禁止となっています。
厚型スレートは平板スレートに比べて多少の厚みがあり、従来の瓦のような形状をしています。
しかし従来の瓦よりも耐久性が低く、平板スレートよりも高価であるため、製造されておらず入手が困難な種類となっています。
縁切り工程とは?
スレート瓦を塗装する際はローラーを用いるケースが多いですが、瓦の境目に塗料が入り込んで乾燥すると境目が塞がった状態となります。
境目が塞がった状態では屋根に当たった雨水が瓦の隙間を抜けることができず、瓦をつたって屋内へと浸水する原因になります。
この問題を解消するために、縁が塗装で塞がってしまった瓦に対して「縁切り(タスペーサー)」という工程で塗装を切り取る作業が必要です。
境目の塗装をひとつずつ切り取るため手間がかかる作業ではありますが、縁切りをするのとしないのとでは屋根に与える影響が大きく変わってきます。
屋根を長持ちさせるためにも、スレート瓦のメンテナンスでは縁切りをやってくれる業者をおすすめします。
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屋根の塗装ではスレート瓦の縁切り工程まで入念に実施して、長持ちする安心安全な屋根へと作り替えます。
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